備前の郷紹介

伊部散策

(ライター:トクレレ

こんにちは、備前焼じゃらーのトクレレです。

伊部散策1

だんだんと暖かくなってきて、お出かけもしやすい季節になってきました。
ちょうど、JR西日本で「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」をやっているみたいですので、
今日は備前焼の里、伊部の町を散策しながら紹介してみたいと思います。

まずは、JR赤穂線伊部駅。このあたりは1時間に1本しか電車がありませんので、
電車を使う場合は、帰りの時間の目処を付けておいた方が良いと思います(笑)

駅の北側がもう「あ、備前焼の町だ!」という独特の雰囲気になっていますので、すぐそちらに歩いていってしまいそうですが、
駅北出口のすぐ右側に備前焼ミュージアムがありますので、まずはそこで備前焼の知識を深めてから町を散策するとまた違うかもしれません。

伊部散策2

さて、駅から北に歩いて突き当りまで、そこから東西に1kmぐらいの範囲が、熹元さんやギャラリーが密集しているエリアです。
途中、気になるギャラリーがあれば、どんどん入って見て聞いて、ぜひお気に入りの備前焼を探してみてください。

東西の道路から途中北に外れると、江戸時代からの史跡、天保窯跡があります。

  • 伊部散策3
  • 伊部散策4
  • 伊部散策5
  • 伊部散策6

伊部散策7

子供のころはなんとも思っていなかったのですが、これ実はすごいものが残っているな……と、思い直した次第です。
そこからさらに山の方に登っていくと、昔から地元の窯元の信仰を集める、忌部(インベ)神社があります。
なぜ伊部じゃなくて忌部なんだろう……。また調べてみますね。

伊部散策9

そこから戻ってまた東西道路を東に進むと、備前焼の狛犬が目立つ天津神社があります。
備前焼の狛犬も立派ですが、門や社には備前焼の瓦が葺かれていてとてもきれいなのでぜひ見てください。
あとこの狛犬、子供のころに代替わりしてた記憶があるのですが、これは何代目なのかな……?

  • 伊部散策8
  • 伊部散策10

伊部散策11

最後に、東西道路を西に進むと、不老川が流れていますが、川の周辺がきれに整備されていて、川辺で休憩できるようになっています。
ちょっと木陰で一服でもしながら、どの作家の作品がよかったかな……?なんてじっくり考えてみるのもいいかもしれません。

いかがでしたでしょうか。小さな町ですのでのんびり回っても2,3時間あれば充分備前焼を見て回れると思います。
岡山観光や、牛窓リゾートの計画の一部として、またドライブのついでに立ち寄っても充分楽しめると思いますのでぜひ訪れてみてください。

藤原啓記念館

(ライター:トクレレ

こんにちは。備前焼じゃらーのトクレレです。

藤原啓記念館01

今日は偉大な作家の作品に触れてみようということで、
人間国宝でいらっしゃる藤原啓氏の「藤原啓記念館」に行ってみようと思います。
記念館は伊部駅からはちょっと離れているので、バスか車かで移動することになります。
伊部駅前の国道2号線を少し東に進んで南に折れ、日生方面に向かう県道250号線に入りますが……

雨です。土砂降りです。

岡山県は全国的にも雨が少ないので「晴れの国」を名乗ったりしているようですが、
降るときは降るようです。仕方ないですね……

気を取り直して10分ほど海沿いを進むと、小高い丘の上に記念館があります。
駐車場からきれいな庭が見えたりしましたので、晴れの日に来たかったな……。なんて思ったりしながら、入り口に向かうと……

  • 藤原啓記念館02
  • 藤原啓記念館03

藤原啓記念館04

「平成28年1月より、1年間休館します。」

場所は元々知っていたので、雨の中下調べなしで出発したのがダメですね。
大失敗でした。
来年のリニューアルオープンに期待して、また晴れの日に来たいと思います!!

藤原啓記念館
岡山県備前市穂浪3868

備前カレー

(ライター:ゲジ麻呂

衆楽館 本館

備前カレー01

百年以上前に建てられた古民家を改装した店内で備前焼を展示販売。陶芸体験も開催。落ち着いた和室の部屋では、備前カレーをはじめ、備前のご当地グルメを楽しめる。また、耐熱の備前焼土鍋でいただくみかんスープ鍋など、珍しいメニューも楽しめる。

備前市伊部の窯元が並ぶ通りを行くと現れる一軒の古民家。ご先祖様の息遣いが伝わってくるような土塀と門。門の中は、玉石が敷かれた庭。なんとなく懐かしいような、それでいて立派なお屋敷を感じつつ門を潜れば、そこは衆楽館 本館でおじゃる。
店内の畳の部屋には、様々な備前焼が展示・販売されているでおじゃる。

  • 備前カレー02
  • 備前カレー03

ゲジ麻呂が初めて備前の町まで来て書きあげる記事は、備前焼のことではなく、まさかの食レポでおじゃる。まぁ、適切な判断でおじゃる。
さて、衆楽館 本館で、巷で話題(?)の備前カレーをメインに、ご当地グルメをいただくことに。平日の昼間にランチにてご利用でおじゃる。

備前の食材を使って備前焼の器に盛るというのが備前カレーの定義でおじゃる。令にしては緩すぎる気もしないではないが、備前産フルーツやシーフードを使用した備前カレーが備前の器に盛られたメニューの写真を見てみると、わびさびを感じ、どれもおいしそうなので、結果オーライでおじゃる。どのカレーもどの器も良い感じなのでどれにするか選ぶのは、ずいぶん楽しくもあり、なかなか決められないでおじゃる。

断腸の思いで注文を決め、展示されている備前焼を見ながら待つこと数分。いい香りと共に、お料理が運ばれてきたでおじゃる。

いただいたのはこちら。

備前カレー04

「日生牡蠣と備前黒牛のコラボカレー」
ごろごろした牡蠣と、溢れんばかりの黒牛といちじくジャムのキーマカレーがかなり贅沢な一品。
ミルキーな牡蠣と牛肉といちじくジャムという異色な組み合わせじゃが、牡蠣からにんにくとマスカットワインの香りがほのかに香り、多様のスパイスが口一杯においしさを広げてくれるでおじゃる。

備前カレー05

「日生みかんのスープ鍋」
珍しい備前焼の専用土鍋で、ふたを開ければ鮮やかな色と立ち込めるみかんの香り。スープを一口飲んでみると、爽やかな酸味と旨味が絶妙のバランスで、すぐにそのおいしさに気付くでおじゃる。また、鍋の中には、玉手箱なる麻呂の心をくすぐりまくる巾着が入っているでおじゃる。その中身はここでは内緒じゃが、味をしっかり楽しめて、玉手箱も楽しめて、くせになりそうな一品でおじゃる。備前焼は通常のものは直火はダメとのこと。器は焼いてできあがるので、火にかけてはいけないというのは意外ではあったのじゃが、どうやらそうらしい。こちらは土鍋用に改良して作られたという貴重なものでおじゃる。

備前カレー06

「備前黒牛キーマと日生牡蠣のタジンワイン蒸し備前焼カレー」
これまた珍しいタジン鍋でいただくカレーでおじゃる。ふたを開ければたっぷり野菜とやわらかいワインの香りがボワーンと広がり、蒸された牡蠣と黒牛、野菜がスパイスの味と香りをしっかりと取り込んでいて、とてもおいしいキーマの焼きカレーでおじゃる。

備前カレー07

「備前バーガー・備前ミニカレーセット」
バーガーは、新鮮な野菜と備前牛がいちじくソースを使ったオリジナルソースとマッチしており、スライスのきんかんが、にくい程いい香りと味を楽しませてくれる、文句なしにうまいバーガーでおじゃる。
その隣には複数部位のミンチ肉と多様のスパイスが、いちじくの甘みとたまねぎの甘みで引き立てられて、高級な味のキーマカレーでおじゃる。

備前カレー08

そして食後は、備前バーガーのセットで頼んでおいた「しょうゆソフト」でおじゃる!しょうゆの香りがふわっと香るイメージをしておったが、実はトロッとしたしょうゆソースがけソフト。しょうゆの味がかなり濃いが、不思議にソフトの甘さとマッチ。添えられたわさびも加えるとまた違った味を楽しめるでおじゃる。シナモンやきなこが置かれていてふりかけることもでき、特にシナモンがおいしかったでおじゃる。

備前焼に囲まれながら、雰囲気のある古民家で、歴史の息遣いを感じながら、珍しい備前焼の器でご当地具材のおいしいカレーをいただく。なんともぜいたくな時間を過ごさせていただいたでおじゃる。
今回は時間がなくお願いしなかったでおじゃるが、備前焼体験などもできるとのこと。備前市で窯元めぐりの際には、立ち寄られてご当地グルメを楽しんでみるもの乙でおじゃる。

衆楽館 本館
岡山県備前市伊部597
0869-63-1019
営業時間:10時~17時
定休日:水曜日

あとがき

今回は、食レポという大役を仰せ付かることとなったが、我ながらなかなか上手にできた気がしているでおじゃる。備前焼の記事を書く気で現地入りし、個人的にはまさかの展開でおじゃったが、そこからの巻き返しは見事である、という気がしているでおじゃる。
一日も早く備前焼のことについて記事を書けるよう、日々精進でおじゃる。

備前のおいしいイタリアンレストラン レ・マーニさんへ

(ライター:ちづ

こんにちは、備前焼じゃらーのちづです。

レ・マーニ

今日は、備前市にあるおいしいイタリアンのお店、レ・マーニさんのご紹介です。

レ・マーニさんのオススメはレンガの窯で焼かれたピッツァです。
薄くてもっちりした生地においしいトマトソースやチーズがたっぷり。おいしくないわけがありません。

レ・マーニさんは三石耐火煉瓦株式会社さんという備前市にあるレンガの会社が運営するレストランです。もともと備前市は昔から備前焼とレンガが産業だったそうです。土を窯で焼き固める点では同じですから、両方が発展していったことは納得ですよね。

季節によって少しずつメニューも変わると思いますが、前菜やスープから始まり、

  • 料理
  • 料理
  • 料理
  • 料理
  • 料理
  • 料理

パスタにピッツァ。

  • ピッツァ
  • ピッツァ
  • パスタ

デザートつきです。

  • デザート
  • デザート

おいしいだけでなく、ボリュームも満点でいつもとっても満足のいくランチを楽しませていただいています。

店の外には、レンガで造った家も広い庭に建ち並んでいます。

  • 庭
  • 庭
  • 庭

どこかイギリスの田舎を思わせる雰囲気にうっとりですね。

こんな景色を見ながらのランチ、皆さんもいかがですか?

私はランチ時にしか行ったことないのですが、夜もとってもよさそうです。
次はディナーで訪問してみたいな♪

レ・マーニ
岡山県備前市吉永町岩崎741
0869-84-2242(予約専用)
営業時間:11:00〜21:30(ラストオーダー20:30)

備前のおすすめスポット

(ライター:ちづ

こんにちは、備前焼じゃらーのちづです。

今日は伊部の町から少し足を伸ばして観光してみました。

まずは、最近ブームになっているダムです。備前には八塔寺川ダムがあり、この八塔寺川ダムはダムカードも配布されているようです。私はあまりダムには詳しくないですが・・・ダムマニアの方は訪れたい場所なのではないでしょうか。

  • 八塔寺川ダム
  • 八塔寺川ダム

八塔寺川ダムの階段

この階段を下りていくと、ダムのふもとに行けるのでしょうか・・・・?

結構な段数がありそうで・・・・行きはよいよい・・・のパターンが想像されるため、降りるのはやめておきます。

八塔寺川ダム前の公園

ダムの前にはちょっとした公園があって、ストーンヘンジのような石の彫刻がおかれています。

どうやら古代からのメッセージをイメージして作られているそうなので、ストーンヘンジっぽいと感じたのはあながち間違っていないようですね。

そこからもう少し行くと、かやぶき屋根の家が並ぶのどかな風景が開けてきます。

  • かやぶき屋根の家
  • かやぶき屋根の家
  • かやぶき屋根の家
  • かやぶき屋根の家

水車やかわいい小屋。今ではこんな風景見られなくなってしまいましたよね。一気に昔話の世界に紛れ込んだ気分です。

  • 水車
  • 小屋

そして、その奥には恵日山高顕寺があります。

  • 恵日山高顕寺
  • 恵日山高顕寺

八塔寺山山頂に続く道

その手前には、八塔寺山山頂に続く道があるのですが・・・や、やめときます。

都会ではなかなか見ることがなくなってしまったお花や、お花に蜂が止まっている姿など。

お花と蜂

なんだか童心に返ることができて嬉しくなりました。

そして、もう一つ童心に返ることができるスポットに立ち寄りました。
縁日のお菓子やおもちゃ、昔ながらの駄菓子がたくさん売っているお店です。

  • 縁日の屋台
  • 駄菓子売り場

日本一のだがし売り場」さんです。
一見問屋さんのように見えますが、小売もされていてどなたでも買うことができるようなので、ぜひ一度いかれてみてはいかがでしょうか。
昔懐かしいお菓子にきっと出会えると思います。

八塔寺ふるさと村
備前市吉永町加賀美
八塔寺川ダム公園
備前市吉永町高田361-2
日本一のだがし売り場
岡山県瀬戸内市長船町東須恵1373-5
毎日営業:10:00~17:00